ゴルフシューズは黒白どっちが良いの?季節と汚れで選ぶ正解はコレ

本記事はプロモーションが含まれています
ゴルフシューズは黒白どっちが良いの?季節と汚れで選ぶ正解はコレ

そろそろ新しいゴルフシューズを新調しようかなと思ってショップやネットを見ていると、最終的に必ずぶつかる壁があります。それが、「黒と白、結局どっちの色を買えばいいのか問題」です。

デザインがカッコいいから黒にしたいけど、夏は暑そうだしでも白は汚れが目立つし、毎回洗うのは面倒くさい…そんな風に迷路に入り込んでしまって、なかなか購入ボタンが押せないという経験、私だけではないはずです。

実は、この黒白どっちという悩み、単なる見た目の好みの問題だけではありません。ゴルフというスポーツは、自然の中で長時間、しかも過酷な環境下で行うものだからこそ、シューズの色選びがその日のパフォーマンスや疲労度、さらにはメンタルにまで大きく影響してくるんです。

私自身、過去にデザインだけで選んで失敗したと後悔したことが、何度もあります。

そこでこの記事では、私がこれまでのゴルフ人生で学んだ経験と、多くのゴルファーの意見を分析して、季節ごとの快適性、汚れに対するメンテナンスの実情、そしてファッション的な観点から、黒と白を徹底的に比較しました。

ヤマト

これを読めば、あなたのプレースタイルや性格にぴったりの一足が、必ず見つかるはずです。

【記事のポイント】
1.夏場の靴内温度の熱対策と、冬の足元の冷えを防ぐ保温性の違い
2.黒いシューズが安全靴に見えてしまう問題の、回避テクニック
3.白いシューズの黄ばみや泥汚れに対する、プロ直伝のケア方法
4.手持ちのウェアやベルトの色と喧嘩しない、カラーコーディネート術

目次

ゴルフシューズは黒白どっち?季節や機能で選ぶ正解

ゴルフは屋外で4時間から5時間、太陽の下にさらされ続けるスポーツです。そのため、シューズの色選びは単なるファッションではなく、「ギア(道具)としての機能選択」という側面を強く持っています。

たかが色でしょと、侮ってはいけません。真夏の灼熱地獄や、真冬の凍えるような寒さの中では、足元の色があなたの体力を守る盾にもなれば、逆に体力を奪う原因にもなり得るのです。

まずは、季節や天候、そして汚れにくさといった機能面から、黒と白のどちらを選ぶべきか、その正解を探っていきましょう。

  • 夏のゴルフシューズは熱を反射する白が断然涼しい
  • 冬のラウンドなら熱吸収する黒で足元の冷え対策
  • 雨の日の泥汚れが気にならない黒の実用的な強み
  • 人気売れ筋ランキングで白が選ばれ続ける理由
  • レディースは美脚効果のある白がトレンドの中心

夏のゴルフシューズは熱を反射する白が断然涼しい

夏のゴルフシューズは熱を反射する白が断然涼しい
Beyond the Fairway・イメージ

もしあなたが、春から秋にかけてのオンシーズン、特に気温が30度を超えるような暑い時期にプレーすることが多いのであれば、迷うことなく「白(ホワイト)」を選ぶことを強くおすすめします。これには、物理学的な「熱エネルギー」の問題が深く関わっています。

ご存知の通り、黒という色は光(太陽光)を吸収して熱エネルギーに変換する性質を持っています。一方で、白は光の大部分を反射します。真夏のゴルフ場、特にフェアウェイやカート道路の上では、直射日光が容赦なく足元に降り注ぎます。

この時、黒いシューズを履いていると、まるで足元に小さなヒーターを取り付けているかのように、靴の表面温度が急上昇します。実験データによっては、炎天下で黒い靴と白い靴の表面温度を比較すると、10度以上の差が出ることさえあるのです。

項目白いシューズ黒いシューズ
太陽光吸収率低い(反射する)高い(吸収して熱になる)
靴内温度上がりにくい高温になりやすい
発汗量通常通り熱により増加(蒸れの原因)
推奨シーズン春・夏・初秋晩秋・冬

靴の中が高温になると、どのような弊害があるのでしょうか。まず、足裏からの発汗量が異常に増えます。足裏はもともと汗腺が多い場所ですが、靴の中が蒸れて湿度が上がると、靴下とインソールの間の摩擦力が低下し、スイング中に足が靴の中でズレる原因になります。これはパワーロスに繋がるだけでなく、靴擦れのリスクも高めます。

さらに深刻なのが、「熱疲労」です。人間は体温調節のために多くのエネルギーを使います。足元からの過剰な熱入力は、全身の疲労感を増幅させ、ラウンド後半の15ホールあたりから急激に集中力を奪っていきます。熱中症予防の観点からも、衣服や靴の色選びは非常に重要です。

環境省のガイドラインでも、熱ストレスを軽減するための服装の重要性が指摘されています。

(出典:環境省「熱中症予防情報サイト」)

おしゃれは我慢という言葉がありますが、真夏のゴルフにおける黒いシューズは、我慢の限界を超えるレベルの熱さになることがあります

ヤマト

快適に18ホールを完走し、スコアメイクに集中したいのであれば、夏場は「白」一択と考えて間違いありません。

冬のラウンドなら熱吸収する黒で足元の冷え対策

冬のラウンドなら熱吸収する黒で足元の冷え対策
Beyond the Fairway・イメージ

夏は白という結論が出ましたが、これが冬になると形勢は完全に逆転します。気温が10度を下回り、北風が吹き荒れる冬のゴルフ場においては、夏には天敵だった「熱吸収性」が、「保温機能」という強力なメリットに変わるのです。

冬のゴルフで最も辛いのは、手先と足先の冷えですよね。特に足元は地面からの冷気(底冷え)を直接受けるため、一度冷えてしまうと感覚が麻痺してきます。足の裏の感覚がなくなると、スイング中の体重移動がスムーズに行えなくなり、微妙な傾斜を感じ取ることも難しくなります。

また、血行不良は筋肉の硬直を招き、怪我のリスクも高めてしまいます。

そんな過酷な冬のラウンドにおいて、黒いシューズは太陽が出ているわずかな時間でも、その光を効率よく熱に変えて靴内を温めてくれます。実際に履き比べてみると、日向にいる時のポカポカ感は白の比ではありません。冬用のあったかインナーを着るのと同じ感覚で、冬は「黒いシューズ」を装備するという戦略は、非常に理にかなっています。

また、冬の芝生は枯れて茶色くなっていたり、霜が溶けて地面がぬかるんでいたりすることが多いです。白いシューズだと枯芝の茶色い汚れが目立ってしまいますが、黒いシューズなら周囲の景色(枯れた芝や土の色)とも馴染みやすく、汚れも気になりにくいという視覚的なメリットもあります。

冬用シューズを選ぶ際の小ワザ

最近では、アッパー(甲の部分)にニット素材を採用したシューズも多いですが、冬に黒を選ぶなら、風を通さない「人工皮革」「天然皮革」のモデルを選ぶと、保温効果がさらに高まります。

ヤマト

黒の色味とレザーの質感は非常に相性が良く、重厚感のある冬のコーディネートを格上げしてくれますよ。

雨の日の泥汚れが気にならない黒の実用的な強み

雨の日の泥汚れが気にならない黒の実用的な強み
Beyond the Fairway・イメージ

機能面で黒を選ぶ最大の理由、そして多くのベテランゴルファーが黒を一足は持っている理由。それは、圧倒的な「メンテナンスの楽さ」と、「汚れに対するストレスフリーな使用感」にあります。

ゴルフ場は、一見綺麗に整備されているように見えても、実際は土、砂、芝の葉緑素、肥料、そして時には水たまりなど、シューズを汚す要素に満ち溢れています。特に雨の日や、雨上がりのラウンドでは、歩くたびに跳ね上がった泥水がシューズを襲います。

もし白いシューズを履いていたら、ハーフターン(9ホール終了時)の時点でつま先や側面が茶色く変色し、昼休憩でそれを見るたびに「ああ、帰ってから洗うの大変だな…」とテンションが下がってしまうことでしょう。

しかし、黒いシューズなら話は別です。泥汚れが付着しても、黒い背景色に紛れてほとんど目立ちません。この汚れが見えないという安心感は、プレー中のメンタルに意外なほど良い影響を与えます。水たまりやぬかるみを過剰に避ける必要がなくなり、最短ルートでボールに近づける。

ラフに入っても汚れを気にせず踏み込んでいける。この「足元を気にせずプレーに集中できる」ことこそが、黒いシューズの真の実用的な強みなのです。

メンテナンスの豆知識

黒い靴は泥汚れには滅法強いですが、唯一の弱点は「乾いた砂埃」「バンカーの白い砂」です。黒い車体が埃で白っぽくなるのと同じで、乾燥した汚れは白く浮き上がって目立ちます。ですが、これは濡れた雑巾でサッと拭けば一瞬で綺麗になります。繊維の奥に染み込んでしまう泥汚れに比べれば、ケアの手間は雲泥の差で楽だと言えます。

このように、ゴルフシューズには色によって適したシチュエーションが異なります

ヤマト

基本的な選び方のルールについては、以下の記事でも詳しく解説していますので、併せて読んでみてください。

ゴルフシューズはなんでもいい?基本的なルールと後悔しない選び方

人気売れ筋ランキングで白が選ばれ続ける理由

ここまで機能面を比較してきましたが、実際に世の中のゴルファーたちはどちらの色を買っているのでしょうか? 大手のECサイトやゴルフショップの売上データを分析してみると、常にランキングの上位を独占しているのは、圧倒的に「白ベース」のモデルです。

具体的には、「白×ネイビー」「白×シルバー」「白×グレー」といった、白を基調に爽やかな差し色が入ったデザインが不動の人気を誇っています。では、なぜこれほどまでに白が選ばれ続けるのでしょうか。

最大の理由は、ゴルフというスポーツが持つ独特の背景にあります。ゴルフは紳士・淑女のスポーツとして発展してきた歴史があり、清潔感やマナーが重んじられます。白という色は、清潔感、誠実さ、そして高潔さを象徴する色であり、ゴルフウェアやゴルフ場の緑の芝生と最も調和する色なのです。

どんなに奇抜なデザインのウェアを着ても、足元が白なら全体が爽やかにまとまる。この「失敗しない安心感」が、多くのゴルファーを白へと導いています。

また、テレビ中継で見るプロゴルファーたちの影響も無視できません。PGAツアーや国内ツアーを見ても、多くの選手が白いシューズを着用しています。特に最終日の優勝争いをするような場面では、緑のグリーン上で白いシューズが輝いて見えるものです。

私たちアマチュアゴルファーには、あんな風にカッコよくプレーしたいという憧れがあり、それが無意識のうちにプロと同じ白いシューズを選択させている、側面も大きいでしょう

ヤマト

「最初の一足で絶対に失敗したくない」「周りから変に思われたくない」と考える初心者の方や、堅実な選択をしたい方にとっては、市場のスタンダードである白ベースを選んでおくのが最も無難であり、間違いのない正解だと言えます。

レディースは美脚効果のある白がトレンドの中心

レディースは美脚効果のある白がトレンドの中心
Beyond the Fairway・イメージ

女性ゴルファーの視点になると、シューズ選びの基準はさらにシビアになります。機能性はもちろん大切ですが、それ以上に「いかにスタイルが良く見えるか」「可愛く見えるか」が重要ですよね。この点においても、現在のトレンドの中心は圧倒的に白です。

女性用ゴルフシューズで白が支持される最大の理由は、視覚的な「脚長効果」にあります。

最近のゴルフ女子のトレンドとして、ミニスカートやショートパンツにニーハイソックスやアンクルソックスを合わせるスタイルが主流ですが、ここで足元に白を持ってくると、肌の色や明るい色のソックスと馴染んで、視線が途切れずにスッと抜けていきます。これにより、脚全体が長く、軽やかに見えるのです。

逆に、足元に真っ黒なシューズを持ってくるとどうなるでしょうか。足首のところで色が「バツっ」と分断されてしまい、視線がそこで止まってしまいます。その結果、どうしても足元が重たく見えたり、脚が短く見えたりするリスクが生じます。

もちろん、全身をモノトーンで統一するモード系女子なら黒も素敵ですが、多くの女性が好むパステルカラーや鮮やかな色のウェアに合わせるなら、白の汎用性には敵いません。

厚底ブームとの相乗効果

さらに近年は、スニーカー界のトレンドを受けてゴルフシューズでも「厚底(プラットフォーム)」タイプが、大流行しています。各メーカーから出ている厚底モデルも、そのほとんどが白ベースです。

ヤマト

厚底のボリューム感を白という膨張色がさらに強調しつつも、重苦しくならずに「コロンとした可愛らしさ」として演出できるのは、白ならではの魔法です。

## ゴルフシューズは黒白どっち?マナーと手入れの真実

前半では、暑さ対策や汚れといった機能面を中心に解説してきましたが、ゴルフシューズ選びにはもう一つ、忘れてはならない視点があります。それは、ゴルフ場という社交場における見られ方(マナー・エチケット)と、道具を長く愛用するための「維持管理(メンテナンス)」の問題です。

おしゃれは足元からと言いますが、色選びを間違えるとコーディネート全体が台無しになったり、手入れをサボって薄汚れた靴を履いていると、だらしない人と思われたりすることもあります。

ここからは、より現実的でシビアな視点から、黒と白の選択について掘り下げていきましょう。

  • ベルトの色と合わせる服装マナーとコーデの鉄則
  • 黒が安全靴に見えてダサいと言われない選び方
  • 白い靴の黄ばみや汚れを落とす正しい手入れ方法
  • 普段履きと兼用なら汚れにくい黒スパイクレス
  • どんなパンツにも合う白の圧倒的な着回しやすさ
  • 【総括】ゴルフシューズは黒白どっちも使い分け

ベルトの色と合わせる服装マナーとコーデの鉄則

ベルトの色と合わせる服装マナーとコーデの鉄則
Beyond the Fairway・イメージ

ゴルフウェアの着こなしにおいて、昔から言われている黄金のルールをご存知でしょうか? それは、「ベルトとシューズの色を合わせる」という法則です

これはゴルフに限らず、スーツスタイルなどメンズファッション全般に通じる基本ですが、ゴルフでは特にこのルールを守るだけで、全体のコーディネートがグッと引き締まり、ゴルフ慣れしている感を演出することができます。

この法則に従って「黒いシューズ」を選んだ場合、当然ベルトも「黒」を選ぶことになります。黒のベルトと黒のシューズは、全体をキリッと引き締め、男らしく力強い印象を与えてくれます。特にグレーや黒のスラックス、あるいは冬場のダークトーンのコーディネートには最高にマッチします。

しかし、問題は夏場や春先です。爽やかな白のポロシャツに、明るいベージュや水色のパンツを合わせた時、ベルトと靴だけが黒だと、そこだけが重たく、唐突な印象を与えてしまうことがあります。まるで、リゾートに来ているのにビジネス用の革ベルトをしているようなチグハグ感が生まれてしまう恐れがあるのです。

その点、白いシューズには白いベルトを合わせることになりますが、白いベルトはゴルフウェアにおいて「万能のバランサー」です。どんな色のパンツ、どんな柄のポロシャツを持ってきても、白ベルトと白シューズのコンビは、全体を明るく、清潔にまとめてくれます。

ファッションセンスに自信がない方や、朝のコーディネートで悩みたくない方ほど、「白ベルト×白シューズ」の最強コンビを軸に据えるのが、最も簡単でお洒落に見える近道だと言えます。

ウェアの組み合わせ方については、ブランドがバラバラでも良いのかなど、悩むポイントも多いと思います。

ヤマト

以下の記事で詳しく解説していますので、参考にしてみてください。

ゴルフウェアのブランドはバラバラでもOKなの?お洒落コーデ術とは

黒が安全靴に見えてダサいと言われない選び方

黒いゴルフシューズの購入を検討している方に、これだけは絶対に伝えておきたい注意点があります。それは、デザインの選び方を間違えると、せっかくのゴルフシューズが「工事現場の安全靴」に見えてしまうという悲劇的なリスクです。

特に注意が必要なのは、以下のような特徴を持つモデルです。

  • 全体がマットな質感で、真っ黒な合成皮革やナイロン素材
  • つま先が丸く、ぽってりと分厚い形状をしている
  • ソール(靴底)まで真っ黒で、厚みがある
  • ダイヤル式(BOA)のワイヤーやパーツが武骨で目立つ

これらの要素が揃ってしまうと、芝生の上ではどうしても作業靴のような野暮ったさが出てしまい、ダサいと思われてしまう可能性があります。黒は光を吸収するため、素材の質感やデザインの凹凸が見えにくく、シルエットがのっぺりと見えがちだからです。

黒でもスタイリッシュに見せるコツ


1.流線型のスポーティなデザインを選ぶ

プーマの「シャドウキャット」やアディダスの「コードカオス」のように、スピード感のある細身のシルエットなら、アスリート感が際立ちます。

2. 異素材ミックスや光沢感のある素材を選ぶ

高級感のある天然皮革や、エナメルパーツを使ったものなど、素材に表情があるものを選ぶと、黒でも奥行きが出てお洒落に見えます。

3. 「黒×白」のコンビカラーを選ぶ

アッパーは黒でも、ソール(ミッドソール)部分が白いモデルを選んでください。これだけで足元に軽さが生まれ、重苦しさが一気に解消されます。

ヤマト

黒を選ぶなら、安全靴化を避けるために以下のポイントを押さえたモデルを選んでください。

白い靴の黄ばみや汚れを落とす正しい手入れ方法

やっぱり白がカッコいいけど、すぐに汚れるし、黄ばんでくるのが嫌だという理由で、白を敬遠している方も多いでしょう。確かに、白いシューズは汚れることが宿命です。しかし、汚れのメカニズムを知り、正しいケアを行えば、その白さを長くキープすることは十分に可能です。

白いシューズの汚れには、大きく分けて2種類あります。一つは「泥や草による外部からの汚れ」、もう一つは「素材自体の劣化による黄ばみ」です

泥汚れへの対処法

泥汚れは、時間が経てば経つほど繊維の奥に入り込んで落ちにくくなります。ラウンドから帰ったら、できるだけ早くケアすることが鉄則です。表面の汚れをブラシで落とした後、ぬるま湯に専用の洗剤(スニーカー用シャンプーなど)を溶かし、しばらくつけ置き洗いをしてください。これで汚れを浮かせてから洗うと、驚くほど綺麗になります。

また、ソール部分などの頑固な汚れには「メラミンスポンジ(激落ちくん等)」が有効ですが、これは素材の表面を微細に削り取っているのと同じことなので、使いすぎると表面のコーティングが剥がれ、余計に汚れが付きやすくなるリスクがあります。あくまで最終手段として、優しく使うようにしましょう。

黄ばみ(酸化)への対処法

多くのゴルファーを悩ませるのが、ソールや樹脂パーツが徐々に黄色く変色してくる「黄ばみ」です。これは汚れではなく、紫外線や空気による酸化(化学変化)なので、いくら洗っても白く戻ることはありません。

では、どうすればいいのか。

プロやスニーカー愛好家の間で行われている裏技は、「白く塗って隠す」ことです。最近では、スニーカーのミッドソール専用のホワイトマーカー(補色ペン)や、黄ばみを除去する専用のケミカル剤(バイオレットライトを当てて漂白するもの)も市販されています。

ヤマト

「洗ってもダメなら塗ればいい」という発想を持てば、白の黄ばみも怖くありません。

普段履きと兼用なら汚れにくい黒スパイクレス

普段履きと兼用なら汚れにくい黒スパイクレス
Beyond the Fairway・イメージ

最近のゴルフシューズ市場で急速にシェアを伸ばしているのが、スパイクの鋲がない「スパイクレスシューズ」です。スニーカーのような履き心地で、ゴルフ場の行き帰りも履いたまま移動でき、練習場でもそのまま打てるという利便性が受けています。

もしあなたが、ゴルフ場への往復も、練習場も、あわよくば普段の街履きも、全部一足で済ませたいと考えている超・効率重視派なら、選ぶべき色は間違いなく「黒」です。

白いスパイクレスを普段履きにすると、車の運転で右足のかかと部分(ヒールカウンター)がフロアマットと擦れて黒ずんだり、街中の排気ガスや埃ですぐに薄汚れたりしてしまいます。せっかくゴルフ用にお洒落な白を買ったのに、コースに出る前に薄汚れていては台無しです。

しかし、黒のスニーカータイプのスパイクレスなら、多少の汚れは全く目立ちません。そのままコンビニに入っても、レストランで食事をしても、ゴルフシューズ特有の「浮いた感じ」が出にくく、自然に溶け込みます

特にニューバランスやアディダスの黒いスパイクレスは、見た目が完全に普通のスニーカーなので、デニムやチノパンとの相性も抜群です。

ヤマト

「ユーティリティ(実用性)」を最優先するなら、黒のスパイクレスこそが、あなたのライフスタイルにフィットする隠れた最適解となるでしょう。

どんなパンツにも合う白の圧倒的な着回しやすさ

いろいろと黒のメリットも挙げてきましたが、ファッションにおける「コーディネートのしやすさ」という点に戻ると、やはり白の汎用性の高さは群を抜いています。

ゴルフウェアは、普段着では絶対に着ないような派手な色(赤、黄色、ピンクなど)や、大胆な柄(花柄、カモフラージュ柄など)を楽しむことができるのも醍醐味の一つです。しかし、パンツやポロシャツが派手な時、足元まで主張の強い色や重たい色を持ってくると、全体がガチャガチャしてまとまりがなくなってしまいます。

そんな時、白いシューズは最高の「引き算」の役割を果たしてくれます。ネイビー、黒、グレーといった定番色のパンツはもちろん、どんなに派手な色のパンツであっても、白いシューズは喧嘩することなく、爽やかに受け止めてくれます。足元に白があるだけで、清潔感というフィルターが掛かり、派手なウェアも上品に見せてくれるのです。

朝、ゴルフ場に行く準備をしていて、今日のウェアにこの靴は合うかなと悩む時間は、意外とストレスになります。白いシューズを一足持っていれば、その悩みは一瞬で解消します。

どんなウェアを着ても、とりあえず白を履いておけば間違いない。この「朝の時短効果」「安心感」こそが、多くのゴルファーが白を手放せない最大の理由かもしれません。

ちなみに、快適にプレーするためには色だけでなく「サイズ選び」も、非常に重要です

ヤマト

特に午後のラウンドで、足がむくんで痛くなることを防ぐための選び方について、以下の記事で詳しく解説しています。

ゴルフシューズのサイズがきつめでも大丈夫?失敗しない適切な選び方

【総括】ゴルフシューズは黒白どっちも使い分け

【総括】ゴルフシューズは黒白どっちも使い分け
Beyond the Fairway・イメージ

長くなりましたが、最終的な結論を出しましょう。ゴルフシューズは黒白どっちという、究極の問いに対する私の答えは「基本は白、状況に応じて黒」という使い分けこそが、最強の戦略であるということです。

もしあなたが今、最初の一足を探している初心者の方や、一足だけで全てのシーズンを回したいと考えている方なら、迷わず「白(または白ベース)」を選んでください。夏場の熱対策、ウェアとの合わせやすさ、そしてゴルフ場でのマナーや見栄えなど、白を選ぶメリットの方が圧倒的に大きく、失敗がありません。

そして、もしゴルフにハマってきて、「冬もアクティブにラウンドしたい」「雨の日もプレーする機会が増えた」「練習場用の気軽な一足が欲しい」と思うようになった時こそ、二足目として「黒」を買い足すタイミングです。その黒いシューズは、過酷な環境下であなたの足元を守る、頼もしい相棒となってくれるでしょう。

それぞれの色の特性を正しく理解し、自分のプレースタイルに合わせて賢く選ぶこと。それもまた、ゴルフという奥深いスポーツを楽しむための、一つの技術なのかもしれません

ヤマト

あなたにとってベストな一足が見つかり、次のラウンドが最高に快適で楽しいものになることを願っています!

【参考】
>>ゴルフシューズのつま先余る問題…調整のコツと適切なサイズ選びとは

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次