ゴルフのラウンド中、グリーン上で自分のボール位置をマークするゴルフマーカーですが、既製品だとなかなか気に入ったデザインが見つからなかったり、失くしてしまうのが怖くて高いものが買えなかったりすることはありませんか。
最近ではダイソーやセリア、キャンドゥといった100円均一ショップの資材が非常に充実しており、手軽に自分だけのオリジナルアイテムを作れるようになっています。
レジンや強力な磁石、おしゃれなワッペンなどを組み合わせれば、既製品に負けないクオリティのものが驚くほど簡単に仕上がります。この記事では、ゴルフマーカーを自作するための100均素材の選び方や、実戦で使える耐久性の高い作り方について詳しくお伝えします。
ヤマト代用品を探している方も、こだわりの逸品を作りたい方も、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
【記事のポイント】
1.100均大手3社で手に入る、ゴルフマーカー自作に最適な神素材リスト
2.UVレジンやワッペンを使った、おしゃれで壊れにくい製作テクニック
3.グリーン上での視認性と、磁石の保持力を両立させる設計のポイント
4.公式ルールやマナーに抵触しないための、サイズ選びと注意点
ゴルフマーカーを自作するなら100均素材が最強な理由


なぜ今、ゴルフマーカーの自作において100均が、これほど注目されているのでしょうか。それは単に、「安いから」という理由だけではありません。近年のハンドメイドブームにより、100均各社が取り扱う資材のスペックが飛躍的に向上しているからです。
2026年現在、ダイソー、セリア、キャンドゥの3社はそれぞれ独自の進化を遂げており、プロ顔負けの素材が手に入ります。ここでは、各社の強みと具体的な活用方法について、詳しく深掘りしていきましょう。
- ダイソーの強力マグネットやレジン液の活用術
- セリアのおしゃれなワッペンやデコパーツの選び方
- キャンドゥで見つかる代用クリップと便利ツールの魅力
- UVレジンでぷっくり仕上げる本格的な製作手順
- マグネットの磁力設計と土台への接着を成功させるコツ
ダイソーの強力マグネットやレジン液の活用術
ダイソーの最大の魅力は、なんといっても工作資材の「タフさ」と「種類の豊富さ」にあります。自作ゴルフマーカーの心臓部とも言える磁石のラインナップにおいて、ダイソーの右に出るものはいません。
特に、非常に磁力が強い「超強力ネオジム磁石」が数個入り110円(税込)で手に入るのは驚異的です。この磁石を使えば、厚手のキャップのバイザーに装着したクリップの上からでも、歩行やスイングの振動でマーカーが落ちてしまう心配がほとんどありません。
耐久性とコストパフォーマンスの共存
また、ダイソーのUVレジン液は容量が非常に多く、たっぷりと厚盛りしたい時に重宝します。最近では「速乾タイプ」や「高透明タイプ」など、用途に合わせて選べるのが嬉しいですね。さらに、基材となるスチール製のプレートや、細かい作業に欠かせないプライヤー、接着を強固にするためのサンドペーパーなどの工具類も一通り揃います。
まずは道具から一式揃えて始めたいという初心者の方にとって、ダイソーは最も効率よくベースを構築できる場所と言えます。最近では300円〜500円価格帯の高品質なレジン液も登場しており、黄変(黄色く変色すること)しにくい仕上がりを求める方にも選ばれています。
ダイソーでは、550円(税込)でUV/LEDライトも販売されています。これ一台あれば、本格的なレジン工作が自宅でいつでも可能になります。



初心者セットを揃えるなら、まずはダイソーの工作コーナーを覗いてみてください。
セリアのおしゃれなワッペンやデコパーツの選び方
既製品よりも可愛い、あるいはスタイリッシュなものを作りたいという方には、セリアの資材が間違いなくおすすめです。セリアは手芸用品や文房具、インテリア雑貨のセンスが非常に高く、他の100均とは一線を画す絶妙なデザインのパーツが揃っています。
特に注目したいのが、小さな動物やフルーツ、スポーツモチーフの「リトルワッペン」シリーズです。これらは刺繍の密度が高く、100円とは思えない高級感があります。
デザイン性と機能性を両立させるコツ
ワッペンをベースにする場合は、裏面に磁石を仕込むだけで、あっという間に個性的で温かみのある布製マーカーが完成します。また、セリアはラインストーンやガラスビーズ、さらには「ドライフラワー」といった繊細なデコパーツの宝庫です。
これらを透明なレジンの中に封じ込めれば、まるで宝石のような仕上がりになります。さらに、ゴルフ場では日光の反射が気になることがありますが、セリアにはマットな質感のパーツや、落ち着いたアンティーク風のメタルパーツも豊富です。
同伴者のプレーを妨げない大人の配慮を感じさせる、上品な自作マーカーを作りたい場合には、セリアの棚をじっくりチェックすることをおすすめします。



異種素材の組み合わせ(布と金属など)が得意なのも、セリア素材の特徴ですね。
キャンドゥで見つかる代用クリップと便利ツールの魅力
キャンドゥは、他の2社にはないユニークな便利ツールや、これがゴルフに使えるのという意外な代用品が見つかるのが魅力です。
ゴルフマーカー自作において意外とコストがかかるのが、キャップのバイザーに挟む「台座(ベースクリップ)」ですが、キャンドゥの事務用品コーナーにある小型で強力なスチールクリップや、強力なマグネット付きのキッチンクリップが、そのまま台座の代わりとして非常に優秀な場合があります。
ガジェット感覚で楽しむカスタマイズ
また、完成したマーカーの表面を保護するための透明ラミネートフィルムや、磁石と素材を密着させるための強力な両面パッドなど、機能性を補完する補助材が充実しています。キャンドゥにはスマートフォングッズなどの周辺アクセサリも多いため、そこから「磁石対応のメタルプレート」を流用するといった裏技も使えます。
製作工程においても、気泡を飛ばすための精密なピンセットや、余分な接着剤を拭き取るためのマイクロファイバークロスなどが安価に揃います。既存の小物を、ゴルフ用品に転用するというクリエイティブな視点で探してみると、思わぬ名品に出会えるのがキャンドゥの楽しさです。



仕上げに使うネイル用の「トップコート」の種類も多く、レジンの表面をさらに保護したい時にも頼りになります。
UVレジンでぷっくり仕上げる本格的な製作手順


100均のUVレジンを使って、お店で売っているようなぷっくりとした立体感を出すには、ちょっとしたプロの技が必要です。一度に大量のレジンを流し込むと、中まで光が届かずに未硬化の原因になったり、気泡が抜けなくなったりします。
基本は「薄く塗って硬化させる」を、3〜4回繰り返す積層工法です。このひと手間で、奥行きのある美しいマーカーが仕上がります。
ステップ・バイ・ステップの製作フロー
まず、土台となるメタルプレートの油分を、アルコールで拭き取ります。次に、ベースとなるカラーレジンを薄く伸ばして一度UVライトで硬化させます。その上に、好みのシールや写真を配置。
このとき、写真を使用する場合はレジンが染み込まないよう、あらかじめラミネートするか、裏側に白いボンドを薄く塗ってコーティングしておくと発色が綺麗に保てます。その後、透明なレジンをさらに重ねていきます。
最後の一層は、表面張力を利用してプレートの縁ギリギリまで、こんもりと盛り上げるのがポイント。気泡が入ってしまった場合は、爪楊枝の先で丁寧に潰すか、エンボスヒーター(なければライターの火を遠目から一瞬近づける)で熱を加えると、面白いように気泡が消えていきます。



最後にしっかりと(規定の2倍くらいの時間をかけて)UVライトを照射すれば、傷に強く、まるでプロ仕様のような光沢を持つマーカーの完成です。
マグネットの磁力設計と土台への接着を成功させるコツ


せっかく時間をかけて作ったマーカーも、ラウンド中にポロッと剥がれ落ちてしまっては元も子もありません。接着の成功率を極限まで高めるためには、接着面の「脱脂(だっし)」が絶対条件です。100均の金属パーツや磁石の表面には、製造工程でついた目に見えない油分が付着しています。
これを市販の除光液やアルコールでサッと拭き取るだけで、接着剤の食いつき(密着度)が劇的に向上し、剥離のリスクを大幅に減らせます。
磁石の配置と接着剤の使い分け
また、接着剤の選び方も大切です。衝撃に弱い瞬間接着剤よりも、100均でも手に入る「二液混合型のエポキシ接着剤」の方が、乾燥後に適度な靭性(粘り)が出るため、カートの激しい振動やバイザーからの取り外し時の負荷に耐えられます。
磁石の配置は必ず中央にし、土台との間に隙間ができないよう平らな面同士を密着させてください。もし土台がカーブしている場合は、パテ状の接着剤を使って隙間を埋めるように固定するのがコツです。接着後は完全に硬化するまで、少なくとも24時間は動かさずに放置しましょう。
また、磁石を素材の「中」に埋め込む場合は、磁力が弱まりすぎないよう、素材の厚みが1mm以下になるように調整するのがスマートです。
ネオジム磁石は非常に強力ですが、熱に弱い性質があります。



熱い車内に放置したり、ドライヤーの熱を直接当てすぎたりすると磁力が弱まる可能性があるため、保管場所には注意してくださいね。
失敗しないゴルフマーカーの自作を100均で楽しむコツ


素材選びと基礎が分かったところで、次は実戦で100%の力を発揮するための、応用テクニックを解説します。ゴルフ場は、直射日光による紫外線、朝露や雨による水分、そして移動時の衝撃など、自作品にとってはかなり過酷な環境です。これらを克服しつつ、スコアアップにも繋がるような工夫を盛り込んでいきましょう。
- 初心者でも簡単なシールやネイルパーツの装飾技法
- パッティングの精度を高めるラインマーカーの自作法
- 表面のベタつきや黄変を防ぐトップコートの仕上げ術
- 競技でも安心な規定サイズとグリーンの保護マナー
- 市販品と手作りキットのコストパフォーマンスを比較
- ゴルフマーカーを自作して100均で個性を表現しよう
初心者でも簡単なシールやネイルパーツの装飾技法


「絵心がないし、細かいデコレーションは難しそう…」と、不安に思う必要はありません。100均のネイルコーナーは、自作ゴルフマーカーの宝庫です。
ネイル用の転写シールや金箔、ラインテープは、もともと小さな爪という限られたスペースに貼るためのものなので、直径25mm程度のゴルフマーカーには驚くほどジャストサイズで馴染みます。ピンセットを使って配置するだけで、既製品のような繊細なデザインが手軽に手に入ります。
パーソナライズで個性を出す
特におすすめなのが、「アルファベットシール」を使ったイニシャル入れです。自分の名前はもちろん、好きな言葉やラッキーナンバーを入れるだけで、愛着が湧く世界に一つだけのアイテムになります。シールを貼った後は、必ず透明なレジンや高品質なトップコートで、上からしっかりと封じ込めてください。
このコーティングを怠ると、グリーン上の砂や芝との摩擦ですぐにシールが剥がれてしまいます。初心者のうちは、あえてベースのプレートを活かし、シールの余白を活かした「引き算のデザイン」にすると、失敗が少なく高級感のある仕上がりになりますよ。



まずは練習として、使わなくなったコインなどを土台にしてデコレーションを試してみるのも良いでしょう。
パッティングの精度を高めるラインマーカーの自作法
ゴルフマーカーは単なる位置の目印以上の役割を持たせることができます。最近のトレンドは、パッティングのラインを正確に合わせるための「ガイドライン」を、マーカー自体に組み込むことです。
これも、100均資材で簡単に実現できます。プラスチック製の円板や、フラットなメタルボタンを用意し、100均の「マスキングテープ」を使って中心に真っ直ぐな隙間を作ります。そこを油性ペイントマーカーで塗るだけで、驚くほど正確なラインが引けます。
ターゲット意識を極めるカスタマイズ
さらにこだわりたい方は、100均の「ステンシルプレート」を使って矢印や十字線を書き込んでみましょう。自分が使用しているゴルフボールに引いているラインと同じ幅に設定すれば、アドレスの際の一体感が格段に高まります。
これにより、カップに対してマーカーとボールを寸分違わずセットできるようになり、ショートパットの成功率向上に繋がるかもしれません。おしゃれを楽しむだけでなく、機能性を追求できるのも自作の醍醐味ですね。ラインを描いた後は、剥がれ防止のためにクリアニスを二度塗りして仕上げるのが長持ちのコツです。
視認性を極限まで高めるなら、芝の緑色とコントラストが強い「ネオンピンク」や、「蛍光オレンジ」のラインにするのがおすすめ。



曇りの日や夕暮れ時でも、ターゲットラインが驚くほどはっきりと浮かび上がります。
表面のベタつきや黄変を防ぐトップコートの仕上げ術
100均レジンを使ったDIYで最も多い悩みは、「完成したのに表面がいつまでもベタつく」という現象です。これは紫外線が中まで届いていない、あるいは酸素による硬化阻害が原因です。
対策として、100均のライトを使用する場合は、説明書に書かれた時間の1.5倍〜2倍を目安に、長めに照射を行うようにしてください。また、最後の仕上げにネイル用のノンワイプ(拭き取り不要)トップコートを重ねることで、ベタつきを解消し、ツルツルの手触りに仕上げることができます。
経年劣化を最小限に抑える方法
また、長期間の使用で避けられないのが「黄変(おうへん)」です。安価なレジン液は日光に当たり続けると黄色く変色してしまいますが、これを防ぐには仕上げにUVカット剤が含まれたクリアスプレーを吹きかけるのが有効です。
もし使い込んで表面に細かな傷がつき、曇ってしまった場合は、100均の「爪磨き(シャイナー)」を使って表面を軽く研磨してみてください。これだけで、新品のときのような透明感と輝きが簡単に復活します。自分でメンテナンスができるようになれば、一つのマーカーを何シーズンも使い続けることができ、結果的に非常にエコで経済的ですよ。



道具を大切にする心は、ゴルフの上達にもきっと良い影響を与えてくれるはずです。
競技でも安心な規定サイズとグリーンの保護マナー


ゴルフは「紳士・淑女のスポーツ」と言われるように、マナーやエチケットが非常に重要です。自作マーカーであっても、この精神を忘れてはいけません。R&A(全英ゴルフ協会)のルールにおいて、ボールマーカーの素材に厳格な規定はありませんが、プレーの進行を妨げたり、他のプレーヤーの集中を削ぐようなものは避けるべきです。
具体的には、直径は22mm〜26mm程度(日本の1円玉〜500円玉くらいのサイズ)が最も推奨されます。
マナーを守るための設計指針
特に注意すべきは、「厚み」と「反射」です。あまりに厚みがあるマーカーは、同伴者のボールが当たった際に大きく跳ね上がってしまうため、平らな設計を心がけましょう。また、派手なラインストーンの使いすぎによる強い反射は、他のプレーヤーのパッティングの妨げになる視界ノイズとなる、可能性があります。



自作であっても「使い勝手が良く、周囲に優しい」デザインを目指すことが、真のゴルフファンとしての楽しみ方ではないでしょうか。
市販品と手作りキットのコストパフォーマンスを比較
ここで、自作と既製品、さらには市販の自作キットのコストを徹底比較してみましょう。有名ブランドのマーカーは所有欲を満たしてくれますが、1つ数千円することも珍しくありません。
一方、100均素材をフル活用した場合、初期費用(ライトや工具)で1,000円〜1,500円ほどかかりますが、それさえあれば1個あたりの追加費用は100円〜300円程度という、圧倒的な低コストで量産が可能です。
| 比較項目 | 100均完全自作 | 市販自作キット | 有名ブランド既製品 |
|---|---|---|---|
| 推定コスト(1個) | 約200円〜 | 約1,000円〜 | 約1,500円〜5,000円 |
| デザインの自由度 | 無限大(完全自由) | 中(形状は固定) | 低(固定デザイン) |
| 耐久性・信頼性 | 作り手の手腕に依存 | 高い(専用設計) | 最高(工業製品) |
| 紛失時のショック | 「また作ればいい」 | ややショック | かなり大きい |
表を見ると分かる通り、100均自作の最大の強みは「紛失を恐れず、何度でも自分好みに作り直せる」という精神的な余裕です。また、友人やコンペ仲間へのちょっとしたプレゼントとして、相手の好みに合わせたものを贈る際にも非常に重宝します。



高いものを1つ大切に使うのも素敵ですが、気分や季節、ウェアに合わせてマーカーを付け替える楽しみは、自作ならではの贅沢と言えるでしょう。
ゴルフマーカーを自作して100均で個性を表現しよう
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。100均の素材を駆使してゴルフマーカーを自作することは、単なる節約術を超えた自分だけのゴルフスタイルを作り上げる、クリエイティブな趣味になります。
私自身、最初は失敗もありましたが、試行錯誤して完成したマーカーを初めてグリーンに置いた時のワクワク感は、今でも忘れられません。その小さなこだわりが、パッティング前の緊張を少しだけ和らげてくれるような気がするのです。
自作から始まる新しい楽しみ
もちろん、自作品には耐久性や仕上げの面で限界があるかもしれません。しかし、ダイソーの強力な磁石、セリアの洗練されたパーツ、キャンドゥの便利なツールを組み合わせれば、市販品にも引けを取らない素晴らしい相棒が必ず作れます。
もし製作中にもっと本格的に学びたいと思ったら、手芸教室やより専門的な材料を扱うショップを覗いてみるのも一つの道です。ですが、まずは近所の100均へ足を運び、棚を眺めながらこれは使えるかもと想像を膨らませることから始めてみてください。
あなたの工夫が詰まったマーカーが、次回のラウンドで素晴らしいスコアを運んできてくれることを、心から願っています。



ゴルフマーカーを自作して100均の可能性を最大限に引き出し、より自由でパーソナルなゴルフライフを満喫しましょう!
※本記事で紹介した手法や材料の安全性、ルールへの適合性はあくまで一般的な目安です。特に化学製品の取り扱いには十分注意し、最終的な判断は公式サイトや競技委員にご確認ください。
【参考】
>>ゴルフマーカー代用の注意点って?ルールに基づいたアイテムと選び方
>>水平器付きゴルフマーカーの使用ルールって?注意点と活用ポイント
>>ゴルフマーカーマグネットの帽子への付け方は?基本と人気アイテム








